太久保酒造について 芋を語らずして焼酎を語るべからず
ごあいさつ
私はもともと原料のさつま芋を扱う会社を経営しており、その事が焼酎を造るきっかけとなりました。小さい頃から農家に育ち、米、さつま芋作りに携わってきたせいか、焼酎造りの過程は勿論大事ですが、その根本にある原料の質がいかに重要か常々考えております。
さまざまな焼酎原料がある中で、さつま芋ほど味に変化や特徴がみられるものは見当たらないのではないかと思います。その中で、日々進化する原料、製造技術、世の中の流れの中で、文化、伝統を受け継ぎ、守るものは守り、継承し、進化するものは革新し、これからも日々精進し、皆様にとってうまい、安心、安全な芋焼酎を造って参ります。
太久保酒造のあゆみ
太久保酒造株式会社の前身は、明治43年創業の久保醸造です。現在の弊社代表の経営する有限会社の商店があり、そこでは年間10,000トンにも及ぶ膨大な量のさつまいもを地元の焼酎メーカーへ出荷しておりました。
自身でも小さな工場でいいから焼酎造りの原点に戻った、こだわりの製法『甕壺仕込み』による本当の芋焼酎を造りたいという思いもあり、久保醸造の先代社長 故久保正文氏の協力を得て、平成二年に太久保酒造を設立し、翌年三月かねてからの念願であった、甕壺仕込み本格焼酎『華奴(はなやっこ)』を発売するに至りました。